アクセス 採用情報

半導体検査の品質とコストを
同時に向上させるプローブピン

受入検査・選別作業が不要になる、集団加工による均一性の高いプローブピン製造

±5%以内
テーパー線径公差
実際:3%程度 | 競合40%
±30%以内
先端径公差
バラつき15% | 競合57%
平均20%
コスト削減
受入・選別・在庫不要
500KP/月
生産能力
SPECにより異なる | 競合100KP

(機械研磨加工方式)検査針・製造品目のご紹介

New Crownの高精度プローブピン製造ラインナップ

プローブピン

(カンチレバー用・垂直型用)

製品仕様

  • 線径:φ45~250μm(ご相談可能)
  • 全長:L35~110mm(ご相談可能)
  • テーパー長:0.5~30mm
  • 先端径:指定値±30%
  • 素材:W、ReW、AgPdCu、BeCu、P7、Rh等ほとんどの素材が加工可能
  • 生産能力:500Kpcs/月 以上
  • 製造実績:2000年~2025年度:100Mpcs.以上

技術的特長

集団加工により、線径のバラツキを極限まで抑制。テーパー部の直線性と均一性に優れた高精度プローブピンです。

  • 線径のバラツキが少なく、受入検査・線径別選別作業が不要
  • 在庫管理がシンプルになり、デッドストックを削減
  • 納品から組込みまでの時間と経費を大幅に短縮

MEMSピン - 対応材料と用途

MEMSピン構造図 - 超高精度極細短尺プローブ(テーパー角30~60°、線径φ20~80μm、全長3mm~UP)

MEMSピン構造図:テーパー角30~60°・線径φ20~80μm・全長3mm~UP クリックで拡大

加工実績材料

W タングステン
ReW レニウムタングステン
Rh ロジウム(電気特性に優れた最新材料)
P7 パラジウム合金
AgPdCu 銀パラ銅
etc. その他ほぼ全ての合金に対応可能

主な用途

  • コブラピンの対抗品
  • MEMSプローブの対抗品
  • マイクロスプリングプローブ
  • その他極細・極短プローブ用途

MEMS技術を用いた半導体検査において、高精度・高信頼性が要求される用途に最適です。

加工実績例

実績1
Rh(ロジウム)
φ30μ × T60°

電気特性に優れた最新材料での加工実績

実績2
ReW(レニウムタングステン)
φ38μ × T60°

高融点材料での高精度テーパー加工

測定機器:OLYMPUS OSL4100、KEYENCE VK-X250使用

先端加工オプション

用途に応じて最適な先端形状をご提供いたします

先端N加工

先端N加工 - 標準的な尖った先端形状
加工仕様
  • テーパー角:30~60°対応
  • 線径:φ20~80μ
  • 長さ:3mm~UP
特徴
  • 直線性の優れたテーパーで偏芯が無い
  • 集団加工でバラツキが少ない
  • 最新のレーザー顕微鏡で徹底生産管理

C面加工

C面加工 - 面取り加工された先端

面取り加工により、先端の耐久性を向上させた形状です。

加工オプション
C面加工 N+C C+C C+R

両端加工や組み合わせ加工にも対応可能です

R面加工

R面加工 - 丸みを持った先端形状

丸みを持たせた先端形状で、対象物へのダメージを最小限に抑えます。

加工オプション
R面加工 N+R C+R R+R

両端加工や組み合わせ加工にも対応可能です

New Crownの4つの強み

競合他社を圧倒する精度管理技術と、お客様の課題を解決する総合力

01

バラつきのない高精度管理

大量本数のプローブピンを集団で加工するので、個体間のバラつきを極限まで抑制し、均一なテーパー精度を実現します。これがYMT最大の技術的強みです。

02

先端径を高精度に管理

プローブピンの先端径をミクロン単位で正確に管理することで、微細化が進む半導体パッドへの確実な接触を実現します。

03

研磨傷がテーパーと同一方向につく独自製法

研磨工程で生じる傷がテーパーと同一方向につくことで、針の強度が増し、耐久性が飛躍的に向上します。競合他社にはない独自の技術です。

04

短納期対応で開発スピードを加速

確立された製造プロセスと柔軟な生産体制により、短納期でのプローブピン製造に対応します。

お客様メリット

New Crownの高精度技術がもたらす、具体的なコスト削減と業務効率化

受入検査が不要に

高精度な製品のため、顧客側での受入検査工程を省略可能。検査コストと時間を大幅削減できます。

選別作業が不要に

大量本数の集団加工により線径のバラツキを極限まで抑制しているため、線径別の選別作業が不要。作業効率が大幅向上し、選別スタッフの工数削減にも貢献します。

不要在庫の軽減

選別による規格外品が発生せず、在庫管理がシンプルに。デッドストックのリスクを最小化できます。

短納期対応

確立された製造プロセスにより短納期を実現。必要最小限の在庫で運用可能となり、在庫コストを削減できます。

精度比較 - New Crown vs 競合他社

テーパー長と先端径の管理精度において、圧倒的な優位性を実現

テーパー加工精度比較 - New Crownと競合他社の品質差

図:New Crownと競合他社の加工精度比較(実測データに基づく)

精度管理項目の比較

管理項目 New Crown(機械研磨) 競合他社A(化学研磨) 競合他社B(機械研磨)
テーパー長精度 ±5μm以内
業界最高
±30μm
6倍の誤差
±15μm
3倍の誤差
先端径精度 ±2μm以内
最小公差
±8μm
4倍の誤差
±5μm
2.5倍の誤差
表面粗さ(Ra) 0.05μm以下
鏡面仕上げ
0.15μm
3倍粗い
0.10μm
2倍粗い
真円度 ±1μm以内
完全円形
±5μm
楕円形状
±3μm
やや楕円
全数検査対応
100%保証
×
抜取検査のみ

一部のみ

精度差がもたらす実際の影響

  • 測定再現性:New Crownは±5μmの精度により、同一箇所を何度測定しても±2μm以内の再現性を実現
  • 不良品削減:先端径±2μmの精度管理により、検査での誤判定を95%削減
  • ピン寿命:表面粗さ0.05μm以下により、競合比で3倍の長寿命化を実現
  • コスト削減:全数検査による品質保証で、検査工程での手戻りコストを80%削減

New Crownの測定方法

高精度・高再現性を実現する独自の自動測定システム

New Crownの測定方式の特徴

弊社は機械研磨の専門業者として、テーパー表面には研磨による微細な凹凸があることを熟知しています。 表面を利用した角度計測は再現性や正確性に欠ける場合があるため、 テーパー内部に任意の基準点を設定し、その地点から一定距離ごとに直径を自動測定する方法を採用。 これにより高精度で安定した測定を実現しています。

測定方法の詳細図解

YMT測定方法図解 - 基準点φ15μから測定点L1~L5までの配置

基準点φ15μを起点として、100μm間隔で測定点L1~L5を設定。d15長(基準点~先端)と先端径を自動測定します。

Step 1

基準点の自動測定

測定対象: φ15μm(基準線径)

基準線径となるφ15μmを自動測定し、正確な位置を特定します。 この基準点が全ての測定の起点となります。

Step 2

測定点L1~L5の自動計測

測定点: L1、L2、L3、L4、L5(100μm毎)

基準点から毎100μm後方の位置にL1~L5を設定し、 これら各点の線径を自動計測します。

Step 3

先端部の測定

測定対象: 先端径

先端部を基準にして、先端径を自動測定します。

Step 4

d15長の測定

測定対象: 基準点から先端部までの距離

先端部から基準点までの距離を「d15長」として自動で測定します。

Step 5

テーパー内部の直線性

測定方式: アナログ方式

テーパー内部の直線性は、アナログ方式を用いて正確に測定します。 設計図に忠実な直線性がNew Crownの最大の特長です。

測定方式の優位性

  • 高精度:内部測定により表面の微細な凹凸の影響を排除
  • 高再現性:自動測定システムによる安定した測定結果
  • 客観性:人為的誤差を排除した測定方式
  • トレーサビリティ:基準点からの明確な測定記録

会社紹介

高精度プローブピン製造を支える企業の全貌

会社概要

会社名 有限会社 山手製針所
YAMATE PEARL & PIN MFG. CO., LTD.
創業 1950年12月
代表者 代表取締役 社長 山手正裕
資本金 300万円
従業員数 12名(2025年11月現在)
事業内容 ・半導体検査用プローブピンの製造
・MEMSプローブの製造
・精密加工技術の研究開発
・待ち針の製造・販売
・百円均一向け裁縫用品の製造・卸売
・貿易業務の代行
取引銀行 広島信用金庫 三篠支店

企業理念

ミッション

半導体産業の発展に貢献する高精度プローブピンを通じて、お客様の品質向上とコスト削減を実現します。

ビジョン

業界トップクラスの精度管理技術により、半導体検査の新たな標準を創造し、世界中のお客様に信頼される企業を目指します。

バリュー

  • 品質第一:妥協のない精度管理
  • 技術革新:常に最先端の加工技術を追求
  • 顧客満足:お客様の成功が私たちの成功

沿革

1950年

創業

広島市三篠町にて創業・待ち針の製造開始

1953年

分工場開設

広島県山県郡千代田町(現:北広島市)

1955年

第二分工場開設

広島県山県郡大朝町(現:北広島市)

1964年

梱包工場新設

広島県高田郡吉田町(現:安芸高田市)

1996年

「機械研磨式・カンチレバー・プローブ」の製造開始

半導体検査用プローブピン製造への進出

1997年

百円均一向け裁縫用品の卸販売を開始

事業の多角化を推進

2006年

半導体検査針次世代対応用超極細径(65ミクロン)の製造開発に成功

極細加工技術の確立

2008年

地域団体商標「広島針」の登録認定

伝統技術の公式認定

2008年

本社新社屋落成

最新の製造設備を備えた新工場を竣工。生産能力が2倍に向上。

2010年

カンチレバー・プローブの自動化に成功

生産効率の飛躍的向上を実現

2012年

高精度測定システム導入

基準点φ15μからの自動測定システムを導入。バラつき6.5%の高精度を実現

2014年

超高精度・極細短尺プローブ(MEMS PIN)製造工場の増床

次世代製品への生産体制強化

2015年

MEMS PINの製造開始

φ30ミクロン×L4mm~の超高精度極細極短プローブピンの量産体制を確立

2016年

MEMS PIN φ20ミクロンの製造開発に成功

業界最高水準の極細加工技術を確立

2016年

MEMS PIN製造の自動化に成功

高精度と高効率の両立を実現

2016年

超高精度測定システム導入

国内最高峰の検査機器をそろえ、飛躍的な超高精度測定を実現。

2024年

超高精度測定システム導入

超高精度測定の更なる進化へ

受入検査・選別作業を不要にして
コスト削減を実現しませんか?

New Crownの高精度プローブピンなら、バラつき6.5%の均一性により受入検査や選別作業が不要に。実際に約20%のコスト削減を実現したお客様の実績があります。

半導体検査の品質向上とコスト削減を同時に実現したい企業様は、ぜひNew Crownにご相談ください。

お問い合わせフォーム

リクルート応募の場合は、履歴書PDFを添付してください(最大10MB)

送信者のメールアドレスにもコピーが送信されます

お問い合わせ内容は選択した件名で送信されます。

お急ぎの場合は、お電話でもお問い合わせいただけます:082-237-3332(代表)

有限会社 山手製針所

高精度プローブカードピン製造

メール

m_box@yamate-net.co.jp

電話

082-237-3332(代表)

所在地

〒733-0007
広島市西区大宮二丁目16-10